このサイトは小さな奇跡を紡ぐお二人の物語です。
2020/03/31
不急 〜ゆったり在宅考〜〜
まだまだ続くコロナ禍の日々。
マスクに始まった買い付け騒動は、いまだ断続的に続いていますし、
卒業式や入学式の取りやめはもちろん、春の行事のほとんどが
中止となりましたよね。
はやめに咲いた桜たちはこの異変をどう捉えているでしょう。
足元の賑わいなく、みんな歩きながら写真を撮るばかりで、
落ち着きのない春を憂いているでしょうか。
今、繰り返される不要不急の外出を避けてというおふれ。
みなさんはどう判断し、実践されてますか。
学生さんたちは休校を、社会人の人たちは可能な限り在宅ワークを、
といってこれは昼間の物事。夜は飲食、買い物、カラオケなどの娯楽に対して
子どもから大人までみんなに自粛を要請中…。
必然的に家にいることになります。
そこでKさんたちの在宅の心得を思うわけです。
Kさんご夫妻にとって在宅は日常そのもので、
今般の騒動で特に心乱されることはないとのこと。
もちろん、毎日訪れる訪問看護の人たちやリハビリ技師さんなど、
家の中とはいえ人との接触は多いので、 玄関にはいくつもの消毒剤を
用意しておりますし、換気と温度調節も万全。
むしろ一番気を使われているのが、
そんな訪問される人たちの心のケアなんですね。
仕事柄、濃厚接触をする人たちの心労を思い、いつも声をかけてくれます。
T子さん曰く「昔は町内の大掃除では畳上げして消毒の石灰を撒かれたり、
いろんなことを経験してますから、とにかく慌てないこと」。
そうして、インターネットで買い物をしたり、
いつもどおりの暮らしをこなすことで
気持ちを乱さずにおられるのだと思います。
配達の方たちへの労いの言葉が何とも暖かい…。
不要不急に隠れた「ゆったり在宅考」を胸に、
静心ある春を過ごしてはいかがでしよう。
くれぐれもご自愛のほど、よろしくお願い申し上げます。
ありがとうございます。
T・K